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ゲーム会社に就職する僕がヒーコラ言いながらゲームをやり、感想を淡々と書くブログ

ウィッチャー3 感想



今回はウィッチャー3、ワイルドハントについて書きたいと思います。



完全にパッケージのおじさんの渋さに惹かれて買った作品でしたが本当に当たりでした。

白髪のいかしたおじさんキャラに魅力的じゃない人をいないと思うんですよね。


ナウシカのユパ様とかワールドトリガーのネイバーのめっちゃ強かったおじいさんとか、キングダムのヒョウコウとかね。


やっぱり内容も面白くて、特徴的なのは開発してるのがポーランドというところ

言葉では説明しづらいのだけど、敵モンスターのデザインや設定がポーランドにおける日本の妖怪みたいでなんとも言えないんですよね。

こんな不気味なキャラ達

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それに登場キャラも魅力的。

若干の恋愛要素もあるんですが、主人公がこの年齢ということもあって、女性キャラも全員大人の女性、内容も僕みたいな若輩者ではできないような大人な恋愛ばかりです。

ちなみに日本語版では大幅にカットされてますが、セックス描写もめちゃあります。


世界観もキャラも魅力的ですが、もちろんストーリーも面白いです。


まず、この作品のストーリーの大きな目的に離れ離れになってしまった、娘のように可愛がっていた女の子(やっと再開した時には女性)を探して、ワイルドハントという、この女の子を付け狙う邪悪な存在から守ることがあるのですが、その父と子の絆の物語が最高です。

ラストオブアスもそうだったけどお父さんと娘の(血は繋がってないけど)絆の話に弱いんですよね、娘が欲しい


ラスボスでも途中までは父親の主人公キャラを操作して相手のライフを削るんだけど、最後にトドメを刺す時には娘のキャラを操作するんですが

その憎い演出もおしゃれだし、ついに父親を娘が超えたかと感慨深いものを感じさせられます



このゲームの中で一番好きなのがケイアモルヘンの戦い、という話。


ざっと話すと、このゲームの世界では主人公はウィッチャーという、

魔物を倒すことを生業とする人間なんですが、なるために行われる残酷な儀式のせいもあって、ウィッチャーという職業は忌み嫌われて、差別の対象になっているんですよね。

なのでウィッチャー達は人里離れたケイアモルヘンという要塞で日頃生活しているのですが、シリ(主人公の娘)とついに再開したあとに彼女を奪還しにくる敵の軍勢をケイアモルヘンで撃退するというのがこのケイアモルヘンの戦いというクエストです。


圧倒的に敵の数が多いためにこのクエストはまず仲間を集めるところから始まります。

世界の各地にいて困難に立たされている古い友人を助けるサブクエストを行うことによって続々とシリを守るために要塞に仲間が集まってくれます。

こういう、話の中で命をかけて主人公、つまり自分のために仲間が集まってくれる展開が好きなので普通にこのクエストのしょっぱなで泣きました。


それにバトルの作りもすごく面白くて、圧倒的に敵の数が多いため仲間一人一人に役割が与えられ(あるキャラが魔法の準備をする間敵の進行を防いだり、やられそうになった味方を助けに動いたり)ことで、操作しているのは自キャラ1人なのだけど本当に大きな戦いに、参加しているかのような感じが味わえます。

ロードオブザリングの3で、アラゴルン達が死者の軍勢を連れてくるまで時間を稼ぐキャラがいたり、フロド達から目をそらされるためにわざと無謀の戦いを勧めるガンダルフがいたり、各自が大きな目的のために役割を演じていたと思うのですが、あんな興奮が味わえます。


なんか、ほんと長いしよくわからないのですがとにかくウィッチャー3は面白い、そしていつかユパ様が主人公のゲームを作りたいです